2013.02.01 Friday
このよろずやをわりとガチに前後のない話を放り投げていく場としても使う気まんまんです←
完結しないよ!という話をつらつらネタだけ考えるのが好きなわけでございまして…
そうするとプロットですらないネタだけの話の中から書きたいところだけピックアップしてちまっと書くっていう…
そんな不完全燃焼に近い書き方をしてしまうわけでして…
なんかこう、漫画的コマ割で書こうと思うと見開き1ページぶんもあれば済むんじゃね?っていうレベルの短文書きなんだと思います。
思いついたシーンだけ書ければいいっていうたちです。長文とか続きもの書くには相当なテンションの持続が必要でして…
あるいはテンションがノリにノっている時なら一気に長文書くんですけれども。
基本は短文書きなんですよね…オフには向かない文字書きです。
で、追記で復活ひばうまです。
エセ大正ぱろの青年と幼女(というほどでもない)の話。
本当にわりとガチで半端なところでぶった切れています。
(大正ぱろ/書生な雲雀青年と幼女でぃの)
朝からのひどい雨が上がり、夜空には星が綺麗に見えていた。
まだ濡れているベランダに足を踏み出すと、裸足の足にじわりとした感触。
それでも、裸足でいるのが好きだ。何の飾りもない白のワンピースも好きだ。
親やメイドたちにはやめろと言われるけれど、びらびらと飾り立てられた自分はもはや自分ではない。
夜のこの瞬間だけ、自分は自分でいられるのだ。少しくらい、許してほしい。
はあっと息を吐くと、ふいに部屋の扉がノックされた。慌てて室内に戻るけれど、足の裏が濡れている。
「は、はい」
ついカーペットでぐいぐい拭ってしまった。ばれなきゃいいけど、と緊張で身をかたくしていると、何故だかノックをした人物はくすりと笑ったようだった。
きい、と軽い音を立てて扉が開く。そこに立っていたのは、上から下まで真っ黒い、すらりとした男。
とてもただの書生だとは思えない優雅でしなやかな身のこなしに、常日頃から憧れの視線を向けている、その相手。
「恭にいさま!!」
会えた嬉しさで思わず飛び付くと、自分の標準よりは小さめなからだをしっかりと抱えてくれる。
家族のように口うるさくもなく、メイドたちのようにいちいち気を遣ってへつらうわけでもない。
自分と十近く年の離れたこの青年が、とても好きだった。
「ずいぶん体が冷えているね。風邪をひくよ、お嬢様」
「にいさまに会えたから大丈夫!すごく元気出たっ」
「それは光栄だけれど……せめて一枚羽織ったらどうだい?夜風は体に悪い」
「……う。……なんでバレたんだ」
「さあ、何故だろうね」
くすくすと笑う青年が、こんばんは、お嬢様、と頬に軽くキスをくれる。
同じようにして頬にキスを返すと、天蓋のついた無駄に豪奢なベッドに降ろされた。
もっと抱きついていたかったのに。ぷくっと膨らませた頬をつつかれた。
「そう拗ねないでもらいたいな、お嬢様?」
「だって。恭にいさまに会えるの、久しぶりなのに」
「寂しかった?」
「すっごく」
たぶん今、ひどい仏頂面をしている。恭にいさまは会いたくなかったんだ、とそっぽを向いて投げるように言った。
呆れたようなため息に身を竦ませるけれど、言ってしまったものはしょうがない。
とはいえ、ちょっとだけ後悔している。せっかく会いに来てくれたのに、こんなのは嫌だ。
謝ろうかな、と振り向こうとした時、ふわっと頭を撫でるような感触があった。次いで、腰かけたベッドの左側が僅かに沈み込む。
驚いてそちらに顔を向けると、自分と同じようにベッドに腰かけた青年に抱き寄せられた。
「会いたくなかったなんて、いつ言ったの。それとも、会いたいと思っていたらいけない?」
「そ……、そうじゃなくて……」
「会いたかったよ。……ディーノ」
耳元で囁かれて、ぞくりとした。この青年が自分の名前を呼ぶことは、ほとんどない。それだけに、たまに落とされるその爆弾の威力は絶大なのだ。
「に、にいさまっ」
「なに?」
「はな、離し、ううっ」
慌てる自分の様子がよほどお気に召したのか、小さな笑い声が止まらない。こういう時、自分の幼稚さを思い知る。
両手をばたばたと振り回していたら、だんだん悲しくなってきた。からかわれているのだと思ったから。
すん、と鼻をすすった。
「……にいさまの意地悪」
「会いたかったのは本当だよ。でも少し苛めすぎたかな」
―――
17雲雀と10ディーノくらいのつもりで書いたはずが妙にあだるとな罠←
これはろりこん恭弥さんがいけないんだきっとそうだ…ていうか犯罪くさゲフン
というか雲雀青年の年齢を上げたらいいだけの話なんですが書生雲雀にときめきを隠せないんです…
そして後ろが続かなくなったんです…書生な恭弥さんと白いワンピースなお嬢様でぃの下さい←
ちなみにこれを書いてたのは3、4年前だったという事実orz